カネツル砂子商店はダサいパッケージ、もとい、味のあるパッケージで頑張ってきた水産加工会社でした。
それは、店頭でお客様に試食を召し上がっていただいて、「味で勝負できる」絶対的自信があったから。

しかし、それはおごりなのではないのかと気づいたのは数年前のこと。
「若い方にも手にとってもらいたい」その一心でパッケージの見直しを図りました。。

まずは常温展開のできるおつまみシリーズ。
そこで誕生したのが「漁師のおやつ」です。
地元の漁師さんも手軽におやつとして食べているかのような渋いネーミングと相反するマットな白を基調とした箱型のギフトにも対応できるパッケージ。
20~30代の女性がおうち飲みするときに買いたくなるようなデザインに仕上がりました。
今では、結婚式の引き出物やお土産に人気の商品となりました。


小さい会社なので、全商品のデザインを一度に一新するのは難しいのですが、「どんなお客様に手にとってもらいたいか」「受け取った人はどんな表情なんだろう」をイメージしながら、少しずつ変化をつけていきたいな、と思っています。
